京都、早稲田、立教、同志社の各大学の入試問題が、Yahoo!知恵袋にOn time で流出し、解答が寄せられていた「入試問題ネット流出事件」。
私の考えるこの事件の構造はこんな感じです。
◎事前に問題調査員と解答作成員を組織したグループが、カンニングをしてでも大学受験に合格したい「客」から有料で発注を受ける。
◎受験生として送り込まれた問題調査員が、画像データを扱える携帯電話などで試験問題を取得し、外部に送信する。
◎試験問題を取得した中継役が、内容をテキスト化してYahoo!知恵袋に投稿する。
◎Yahoo!知恵袋に投稿された問題を解答作成員が解き、解答を書き込む。
◎カンニングを発注した「客」たちは、携帯電話などからYahoo!知恵袋の解答を確認し、解答用紙に書き写す。
つまり、流出が発覚した4つの大学の入試には、このビジネスが成立するのに十分な人数の「客」がついた、ということだと思うのです。
Yahoo!知恵袋に質問を投稿した aicezuki もさることながら、試験が行なわれていた時間帯に、試験会場近くの基地局経由で件(くだん)の知恵袋を覗いていた人たちがいたなら、それが「客」の可能性大と見た。
ところでYahoo!知恵袋と言えば、先日我が家の次男坊が受験した高校について、こんな書き込みがあったのを偶然知りました。
明日、●●高校を受験します。 去年の過去問を昨日やってみたら●●●点とれました。 でも、模擬試験では最高で●●●強ぐらいしかとれませんでした。 こんな私でも受かるでしょうか??
これに対して
自信を持って、明日頑張ってください!!
という回答が寄せられ、試験当日の朝には質問者から
本当にありがとうございました!!
とのコメントが返されているのが微笑ましくて、次男坊にも教えてやろうと声をかけました。
「あんたと同じ高校を受験した人が、試験の前日にこんな質問してたよ。ほら、読んでごらん。」
「・・・」
「こういう質問にも答える人っているんだね。それに、試験の当日にお礼を書き込んでるし。」
「これ、僕のだよ。」
えぇ〜!!
間抜けな親子でしたとさ。(笑)