october sky〜遠い空の向こうまで〜

謎主婦・風信子(ヒヤシンス@nobvko)のブログです。宜しくお願いします♪

2015年08月

little voice

ここ1〜2週間の『まれ』を観ていて、出来ることをやるのではなくやりたいことをやる人たちの物語なんだなぁと再確認。 いいですねぇ♪ 楽しく視聴しています。 能登の「ご近所さん」たちが集うシーンがなにげに好き。 little voiceの歌も素敵です。 ジーンとしました。 って、こんな感想はココではlittle voice?(笑)

〈YAHOO感想掲示板より転載〉

♪金曜日が来〜ると

思い出すぅ、遥かな尾瀬〜、遠い空〜♪ 今晩もオンタイム視聴が楽しみです。 相葉部長! 「なんなんだよ、もぅ〜」なんて言ってないでガンバッテ行こう! (↑言ってない)

昨年の3月、それまで親譲りの持病を診てもらっていた大学病院から突然、「地域病院へ移ってください」と【紹介状】を渡された私。
でも、転院先を決めるのは、長めの期間分を処方された薬が無くなってから・・・としばらく先延ばしにしていました。
そうこうするうちに夏になり、やんちゃな3匹の野良仔猫と出会ってからは、ますます転院手続をする気分になれず、手元に余っていた降圧剤が無くなってもそのままにしていました。

秋になって、やっぱりこのままではマズイかなぁ・・・と重い腰を上げ、地域の中核病院へ出かけました。
久しぶりの検査の結果、クレアチニン値が思っていた以上に上昇していて、腎機能はなんと常人の半分以下に。
 
ショックで落ち込んでいたの目に、ある日飛び込んで来た新聞広告の「純炭」。
移った先のお医者さんが「あまり効果があるとは言えないけど、クレメジンというお薬があることをお伝えしておきます。」と話していた医薬品と比べて、純炭は7倍の効果があるらしい。
早速取り寄せて、朝昼晩の食事の2時間後に2カプセルずつ飲み始めたのは12月の末頃。
病院には2ヶ月ごとに検査や診察で通うことになりましたが、純炭のお陰か、食生活をほとんど何も変えずにいたのにクレアチニン値はそれ以上悪くならず、ちょっとホッとしていました。

今年4月の検査でも、前回とほぼ同じ数値に「このまま行けそう?」と安心して帰宅したその日。
野良仔猫の一匹だったキッキが手術中に死んでしまいました。
箱の中で横たわるキッキの、まだ毛並みの美しい姿に、色々なことを感じ始めた
そのショックが尋常ではなかったためか、6月の検査ではクレアチニン値が0.08ほど上昇し、腎機能は常人の40%以下に。

いよいよ後がない。
そんな思いで、新聞記事で紹介されていた「食事改善で10年間透析を回避している」という人が書かれた本を取り寄せたり、ネットで情報を集めたりして、自分に応用できることを探し始めました。
以前から減塩だけは心がけていたですが、この6月の半ばからは次のようなことを意識しました。

1)白米や精製された小麦粉から作られたパンや麺は極力とらずに、
  黒米や発芽させた玄米を混ぜて炊いたご飯や、全粒粉やそば粉で
  手作りしたパンを少量食べる。

2)腎臓に負担をかけるAGE(終末糖化産物)値が高くならないように、
       a) 電子レンジを撤去。温め直しには蒸かし器を用いる。
       b) 油で揚げた物や甘い物を極力とらない。
       c) 動物性タンパク質も極力減らして、タンパク質は植物性を大豆や
   黒豆、小豆、ナッツ等からとるようにする。ただし、卵や牛乳、
   ヨーグルトは摂取。
  d) AGE値を低くする食品、シナモン、しょうが、クミン、黒こしょう、
   バジル、ニンニク、林檎、レモンなどを意識して取る。「純炭」も。

3)オメガ3の油、ガンマ・リノレン酸の油(月見草オイル)を毎食とり、
  生の(熱を通していない)柿酢をご飯にかけ、野菜中心の献立にする。

4)果物、特に柑橘類と、海苔(ビタミンB12)を1〜2枚分、意識して
  毎日とる。

5)腎臓に負担をかける添加物をなるべく取らないようにするために、
  食品はラベルをチェックして添加物入りのものは極力避ける。

6)腹八分目。間食は極力しない。

それから3週間、気がついたら体重が4キロほど減り、現在もその数値をキープ。
8月の検査では、クレアチニン値も0.04ほど改善。
体重が減ったためなのか、植物性タンパク質中心の食事にしたためか、血圧も上が120台、下が80台と良い感じに。
検査後、思い切って降圧剤を飲まないようにしてみたら、一週間経過した今でも良い感じの血圧をキープ。
夏は血圧は低くなる時期かもしれないので、このまま寒い季節になっても血圧が安定していたら嬉しいなぁ。
薬にも添加物が入っているので、なるべくなら服用したくありません。
血圧の数値は毎日3回測って、クレアチニン値も3ヶ月に一回(にしてもらった)の診察時の血液検査でチェックしながら、用心深く様子を見ていこうと思っています。

10年間透析を回避している食事について書かれた著者は一日2回の食事へシフトした生活のためか、体重が15キロほど減ったと書かれていました。
はと言えば、お肉は全く食べたくなくなりました。
でも食欲はいつもどおり朝から旺盛にあるので、「腹八分目」は実践できても「間食をしない」ことが難しい。
でもまぁ、お肉を食べないことで更年期もずいぶん楽になったりと、こんなに体調が変化するものなんだなぁと驚いています。

この変化を経て気づいたこと。
サムスカの治験で覚えた、いくら水を飲んでも癒せない異常な口喉(くちのなか)の渇きに、いつもはほとんど飲まない炭酸飲料に手を出したことが、クレアチニン値悪化の原因だった気がするのです。
治験を受けるまでは0.7という正常値だったのが、治験後に0.85〜0.98まで悪化したのは、炭酸飲料には「砂糖ではない糖」とかいろいろな添加物が入っていて、それが腎臓には宜しくなかったのではないかな。
でも、あの渇き地獄状態のなかで、指示通りに水やほうじ茶だけを飲んでいられる人がどのくらいいるのだろうか。
甚だ疑問です。


2016年6月13日追記: 上記記事から10ヶ月たった経過を『続・食事改善と変化』に記しました。そちらもよろしかったらご覧下さい♪

2017年4月5日追記:『続・食事改善と変化』から10ヶ月たった経過を『食事改善と変化〜その3』に記しました。そちらも合わせてご覧ください。
 

そういえば今年4月のあの日、クレアチニンの数値が安定していたことに気を良くしたは、お天気も良かったことから、病院から家までのまっすぐな道を2時間ほどかけて歩いて帰ったのです。
道中、道路工事の交通整理のおじいさんに呼び止められました。

「この用水路をね、3匹の鯉が昇っていったのを見たんだよ。」

田圃の脇の細い用水路。
どうやら3匹の鯉が印旛沼から泳いで来たらしい。

「それでどこまで泳いでいったんですか?」
「あそこあたり。行き止まりなんだけどねぇ。」

おじいさんの指差した先まで歩いていってみると、そこには少しの段差があって、水はその先へは流れていかなくなっていました。
でも、3匹の鯉の影は無し。

どこへ行ったんだろう?

3匹の野良仔猫の一匹だったキッキの死を知らされたのは、そんな不思議な話を聴かされたすぐ後のことでした。
姉妹思いのオス猫キッキが、自分が死んだ後のチャッチャとウォルターをに託すために、おじいさんに語らせたんだろうと思っています。

 

誰かの期待に応えて生きていく、のではない生き方をスピード勝負で描いていった『まれ』。

まれたちって、一見ごく普通の人たちに見えます。
でも、彼女たちの行動の先はちょっと普通じゃない。(笑)
自分が本当は何をしたいか。
それだけを軸にすえて生きている、日本では(世界でも?)珍しい人たちの物語。

希(まれ)のまれな生き方を毎朝画面越しに観て、こんなのありえないとイライラしちゃう視聴者と、ちょっと面白いと思う視聴者、どっちが多いんでしょう。

は途中からドップリハマって、今また退き始めています。
でも、なんだか面白い。
誰かが書いたマニュアルではなく、自分に嘘をつかないで生きてゆくことがクリエイティブである、ということを一見コツコツ派に見えるのに創造派だった希(まれ)を通じて知っていく。
その周りにいる人たちも、「それはおかしい」「やめとけ」って妨害ばかりのリアル世間とは全く異なり、誰も希(まれ)のことを止めない。
一見ブレーキになるように見える人ほど、実は希(まれ)のことを分かっていてくれて、ちょうど良い「乗り越えられる壁」になってくれる。
そういうのを見慣れて来るとなんだか面白い。

とここまで書いて、ふとこのドラマに出てくるかなりの人たちが霊合星人だったりして!?と思った
霊合星人というのは、天中殺で有名になった(そうなの?)細木和子さんの六星占術に出てくる概念です。
通常は、私たちの誰もが土星人、金星人、火星人、天王星人、木星人、水星人の六つの星人のうちのどれかに属するんですが、霊合星人の場合、自分の星とは真逆の星の影響を受けるためアップダウンの激しい運命を生きる、ちょっと稀な星の下に生まれた方々。
「黄金の幸運期」が来たかと思えば、「志半ばで挫折」したりするのも霊合星人の特徴なんだそう。

そういえば主人公の希(まれ)は、最初の頃やたらコツコツって自分に言い聞かせてたり、計画表を作成してたりしてたけど、結局は誰にも真似出来ないような行動力で能登を飛び出し横浜に菓子職人の修行に出ました。
あれはお父さんのことを反面教師にしていたから、ということ以上に、木星人の気質が顔を出す金星人ってことだったのでは!?とひらめいたは、家にあった六星占術の『霊合星人』の巻を手にとり、確認し始めました。

「元来がルールにとらわれない奔放な行動が持ち味なのに、木星人の慎重さが頭の内側で足をひっぱるために、しばしば矛盾した言動が顔をだします。そのため周囲の人は混乱してしまい、『あの人はいったい何を考えているのだろう』といった印象を与えかねません。
 しかし、金星人のスピード、行動力はやはり魅力です。そこに慎重な思考や配慮、さらに粘り強さが加わることによって、金星人のあなたの行動はときとして、すばらしい結果を生むことでしょう。女性にとって一生を左右するかもしれない恋愛、結婚においては、最高の相手をつかみ、周囲をうらやましがらせることでしょう。」

なんだか合ってる?!
その他の登場人物たち(圭太や希(まれ)祖母や一子)もその他の霊合星人にあてはまってるように思えてきて興奮しだしたをしり目に、ネットで冷静に『まれ』の登場人物の誕生日を(分かる範囲で)検索し始めたnobvkoの夫。

「お母さんは希(まれ)が何星人だと思ったの?」

「えっへん。希(まれ)は基本が『自由な』金星人。ダケド、木星の影響下にある霊合星人なんで本当はコツコツしちゃいけないのに、ついつい引っぱられてそうしてしまうのよ。」

「へぇそうなの? でもネットに載ってる彼女の誕生日を六星占術早見コーナーで調べてみたけど、彼女、霊合星人でも金星人でもないようだよ。ただの土星人だってさ。」

「・・・」


なにはともまれ(笑)、ラストは能登で(家族のそばで)パティシエになる、というのが大筋であることは誰の目にも明らかなストーリーを、これほどてんやわんやで描き続けたのはアッパレ!!
新喜劇によくあるような「突然のハプニング」を、仲の良い人たちがなんなく(ドタバタ?)解決していく様は、未来にまだ憧れを抱ける「年若い」人たちが好む王道ストーリー。
そしてそれ以上に、横浜で、そしてフランスで立派なパティシエになる、というわかりやすい成功への道を、パートナーと地元への素直な気持ちから一旦脇に置いた希(まれ)の姿は、今どきの自己保身で雁字搦めな「辞めることができない」人たちへの強烈なメッセージになったと思います。
 

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