アニメ『星界の紋章』最終回に驚きました。
アブリアル・ラフィールがジントと宇宙(そら)へ飛び立つシーンで、発射の爆音で彼女のセリフが聞き取れないという印象的なシーンがあったのですが、それを観た瞬間『カルテット』で真紀さんのセリフがバスの発車通過音にかき消されて聞き取れなかったシーンを思い出した
おまけに、この最終回のタイトルが「天翔る迷惑」で、それを観た途端、が4月9日に拙ブログに書いたエントリタイトル「天翔ける舟」を想起。

現在、原作本の『紋章II』を読んでいますが、セールナイというしっかりちゃっかりキャラの「ちょろいわ。」って、まさか『カルテット』の有朱の「ちょろかったぁ♪」&『ゆとりですがなにか』のマリブ妻の「ニホン、ちょろいな。」の元ネタってことですかぁ!?
『星界シリーズ』⇨『ゆとりですがなにか』⇨『カルテット』ということを知らずに、感想書いてたって一体!?


さて、クドカンとその関連(?)作品にハマったこの夏も終わろうとしています。
気づいたら自分が闘病中であることをスッカリ失念。
わりと元気よく過ごすことができました。

時間のある時に少しずつ読んだ『いまなんつった?』の終わりの方のページに、「アニメにハマった記憶が無い」と書いてあったので、の思い込みはやっぱり思い込みなんでしょう。
まだ『俺だって子供だ!』を読んでいないので、かんぱちゃんのネーミング由来も知りませんが、きっと『ドラゴンドライブ』とは関係ないのでしょう。
でも、クドカンさんとは発想が相反するところだけではなく、似ているところもあるんだなと気づいた夏でした。

2013年にがドラマでどなたかに描いて欲しいと思っていたネタ「かんなづき」「奥様は幽霊」も、それよりずっと前にクドカンが既に描いていたとは。(前者は2009年の『メリケンサック』のかんなちゃん、後者は2011年の『11人もいる!』の前妻メグミさん。)

「初めて会ったのに、なつかしいような感じ」という『11人もいる!』(2011年10月〜)5話での五月ちゃんへの白鳥た九郎、じゃなかった卓郎君のセリフも、2013年7月22日の拙ブログエントリ「Kindred Spirits私論」での古語「懐かし」について書いた内容とほぼ同じでした。
これも、星界シリーズの2005年のアニメ版に印象的なセリフ、ありましたね。
つい先ほど確認。

それから「ゾンビ」ネタ。
はHaseさん(懐かし!)宛に『ゾンビとイーストウッド』を2009年5月にiZa!ブログに書いたのですが、それよりも一年以上も前にクドカンが「おじいちゃんがゾンビ」に見えてしまうドラマ(『未来講師めぐる』)を書いていたんですね。
おまけに2009年には、歌舞伎座さよなら公演(建て替えのための)の演目としてオリジナル歌舞伎『大江戸りびんぐでっど』でも描いていたとか。
これをシンクロニシティと言わずしてなんとする、と驚きました。

逆に、『流星の絆』(2008年)の要潤の「朝から待ってるのにハヤシライスが出てこない」は、SEED拙掲示板の2005年2月9日の、ディスカウントストアで特売のドッグフードを朝から待ってるのにお店に並ばない、と苦情を言ってる
おじさんネタ(?)と重なりました。

近いところでは一昨日、ようやくレンタルできた『11人もいる!』4巻にも驚きました。
『カルテット』の家森さんが、「やもり」ではなく「いえもり」で、なぜ自転車事故があったのが富山県だったのかが、わかったような気が。
『11人』の7話に登場した外山さん。
同じく高橋一生さんが演じていて、「とやま」ではなく「そとやま」で、車を運転中にメグミさんの自転車にぶつかって加害者になってしまった男性でした。
刑務所に入った外山さんも家森さんのような「食べ方へのこだわり論議」で誰かに食ってかかってて絶句!
こうしてみると、メグミの派手な格好は『カルテット』の大橋茶馬子と酷似してます。



♪だれも教えては くれない様な事ばかりをぉ
逆恨みしていた 自分の両手で 見つけられるぅ♪


ありがとぉ『カルテット』!

それにしても、坂元さんとクドカンさんのドラマの視聴者層って、ブロンテと
モンゴメリの
読者層と同じくらい異なった層、ってことなんでしょうか。
それとも、気づいていても「大人の掟」?(笑)
こういうことをヌケヌケと書いちゃうは、いつぞやのめぐりんさんみたいでダメだぁ。(笑)
でも、今頃になって星界シリーズにハマったを読んだのは、良かったなぁとも思うんです。
なにしろ自力でモンゴメリのこと、書けましたから。
オマージュはその世界では当たり前、ということを知ってしまっていたら、あんな風にブロンテのことを書けたかどうか。

さてと、プリプリ(こちらも『戦旗II』のアニメ版を見たときに絶叫☆)
が始まる前に、7月7日に届いた『カルテット』を最初から観て感慨に浸ろうっと。

緑の文字
は、2018年3月23日校正分です。
ついでにタイトルも変更いたしました。