october sky〜遠い空の向こうまで〜

謎主婦・風信子(ヒヤシンス@nobvko)のブログです。宜しくお願いします♪

2017年09月

夏ばっぱが目を開けながら寝ている様を観たとき、ウェンディもそうしていたことを思い出した。

通常は暦の上で
のOctoberはディッセンバー。(謎)
でも放映された2013年は11月23日が「旧暦」の10月21日にあたる。

主役のアキは、まるで『赤毛のアン』のように「周囲を変えた」ということになっているけど、本当に周囲を変えたのは安部(あんべ)ちゃんだと思う

2017年9月25日追記:
あんべちゃん*マシュー
夏ばっぱ*マリラ
アキ*アン
ユイちゃん*ダイアナ
鈴鹿ひろ美*フィリパ
春子*リンド夫人

ってことかな。


家事をしないけど可愛いから許されちゃう専業主婦って役所(やくどころ)は、キョンキョンのお鉢ですか?
でも流石の小泉今日子でも、『スーパーサラリーマン左江内氏』で演じた時は視聴者の目は厳しかったみたいですね。
自分は我慢してちゃんとやってるって思ってる人は、そうしない人を許せない、ってことでしょうか。
『あまちゃん』の天野春子もキョンキョンで、やっぱり(?)家事をほとんどしてなくて、偉そうなのも旦那さんに悪態つくのも、左江内キョンキョンと同じ。
なのに、世の評価は真逆でした。

春子は「リヴァイアス」、じゃなかった「リアス」で働いたから?
その後、芸能プロダクションの敏腕社長になったから?
家事と子育てだけしてた足立よしえは皆んなと交わらないからって自分を見失っちゃうキャラだったし。

家の外で働けば、「海死ね」とか「日本死ね」って悪態ついても許されちゃう日本。
そしてシングルマザーが生活保護で子育てだけしてると、「働け」と圧力をかける日本。
そんな世間が苦手な

子育てや家事も立派な労働なのに。
外に働きに出るお母さんが世の多勢になれば、ますます子供の心は置いてきぼりになって日本は本当に死んじゃう。
家に居て子育てすることに価値を感じる人がもっと増えないかなぁ。


『過保護のカホコ』。
はあまり好きになれないお話でした。
と言っても、嫌いじゃないんです。
寝ているシーツの真ん中に穴が空いたので、『カホコ』みたいなハートマークをアップリケしましたから。(謎)

このお話も、後々いろいろな場面で思い出しては、あれこれ考えることになるんでしょうし。
ただ多くの視聴者を夢中にさせた初クンの像が、
には初っ端から遊川さんそのものに見えちゃったことと、カホコのあまりの純粋っぷり(『あまちゃん』のアキに通じる)が、なによりの原因でした。

でも全話見終えてから、ネットに連載されている『過保護のカホコ』押しの記事を読んで、それはいくらなんでもと思ったので、そのことについては少し反論しようと思います。
件の記事が最後の最後に載せてた次なる結論、

カホコを嫁に出したあと、「過保護なママ」だった泉は夫に離婚を切り出します。(中略)

作中、ママが提案した離婚が夫婦間で成立したかどうかは「想像にお任せします」とのことでした。

 第1話から、オープニングで常に表示されていた、歪んだハートマークで囲われたエリア。そのエリアから一歩でも外に出ると、ママはまともに口をきくこともできないという病理が繰り返し語られています。

 しかし最終回、カホコを嫁に出すことを決心したママは、エリアの外でも普通に会話し、行動することができました。

 離婚を口にしたあと、この歪んだハートマークの歪みは取り除かれ、バランスのいい美しいハートになって徐々に拡大し、消えていきました。ママが、いつどこに行っても自分の意思と行動を妨げられず、思うままに自己表現できる人間になったことが示されます。

 この物語は、ばあばにとって地獄だった並木家という環境が、その逃げ道として「家族愛」という毒を生み出し、その毒に犯されたママが、カホコを手放すことによって「家族愛」だけが絶対的な価値観ではないという気付きを得る物語だったのかもしれません。そうして呪縛から解き放たれ、ママが今一度、個人としての人生を取り戻す姿を描いた“失われた時間の再生”の物語。そう解釈すると、わりとすんなり、いろんなことが腑に落ちるかな、という感じです。

だけど、カホコは純粋培養ゆえに気付きの機会がなく、糸ちゃんも、すでに感染済み。並木家の呪いは拡散しながら、未来永劫続いていく……。このドラマは不穏だってずっと言い続けてきましたが、やっぱりこれは呪いだし、この構造は完全にホラーじゃんね。

ハートマークは確かに最初、ゆがんでたかもしれないけれど、物語の最後の最後に綺麗なハートマークになって大きくなっていったあの図は、カホコ(と初君の)のこれからをイメージさせるものでしたよ。
カホコたちの純粋な愛が、日本や世界へと広がっていくイメージ。
だから、泉さんの心を映しただけのものと捉えた件の記事はそもそもが間違ってます。


この「呪い」の記事を書いた人は、きっと家族が嫌い。

その気持ちは、世間嫌いのにはなんとなく理解できます。
でも、だからこそ家族を創ろうと思ったと、あくまでも個人になろうとした(はずの)その記事の人では、進む方向が違うんでしょうけれど、それにしてもゆがんでませんか。

さて、ちょっと前から思っていたんですが、遊川さんって本当に純粋なカバラ9!ですね。
他者への心からの同情(悪い意味ではなく)とボランティア精神の塊、とでもいいましょうか。
いつぞやは「シャンゼリオンの黒岩に似てる」なんて言ってしまって、本当にすみませんでした。喜ばれてました(?)けど。
『過保護のカホコ』は、カバラ9が素直に発揮されたドラマだと思いました。
まだ愛情を必要とする子供達に手を差し伸べるという、未来を創る仕事を親族で創り出した主人公。
これは、あの『純と愛』と同じテーマなんだとなんかは思ってて、ただ描き方が真反対だったということだと思っています。
そして、今回の方が一般の視聴者の方々には優しかったんだろうけど、は『純と愛』が好み。


ついでと言ってはなんですが、クドカンさんの『あまちゃん』。
今、DVDの12巻目をレンタルで観てるんですけど、nobvkoの夫は面白いって言ってます。が、はあまちゃんの純粋っぷりと、小泉さんの過保護でアウトローな母親ぶり、なのに皆んなのアイドルってところが鼻についてしまって、やっぱり苦手です。
『過保護のカホコ』同様、こういう感じが日本の方々の好みなんでしょうけどね。
なんて言いつつ、nobvkoの夫によると、現在のの話し方は天野春子さんになっちゃってるそうです。(笑)




このページのトップヘ